コラム｜田園調布駅バス3分｜世田谷区奥沢にある「たかはし内科クリニック自由が丘」

糖尿病のタイプ

糖尿病には、以下のタイプがあります。

• 1型糖尿病
すい臓のβ細胞が破壊されたことによりインスリンを作ることができなくなってしまい、糖尿病になってしまうタイプです。子どもや若い人に多く、急激に発症した後、病状が急速に悪化しやすいという特徴を持ちます。治療方法は、インスリンの注射が基本です。
• 2型糖尿病
インスリンの分泌量が減ったり、働きが悪くなったりすることで発症してしまうタイプを指します。太った人や中高年に多いとされており、一般的な糖尿病の大半が2型です。遺伝的な要因に加えて、食生活の乱れや運動不足などの要素が重なって発症するとされています。
• 妊娠糖尿病
妊娠中に初めて発見・発症した、糖代謝異常を引き起こす病気のことです。血糖値が高くなりすぎることで、様々な病気につながる可能性があります。妊婦全体の10％程度が診断されるとされている病気です。
• 特定要因による糖尿病
上記以外にも、遺伝子の異常や他の病気などに伴って糖尿病が発症することもあります。

糖尿病の主な症状

• 1型
最初は風邪のような症状になり、その後多尿や頻尿、のどの渇き、急激に痩せるなどの症状が発生します。そのまま放置すると「ケトアシドーシス」という体の働きが低下した状態になり、さらに悪化すると昏睡状態になって命に関わる可能性もあるため要注意です。
• 2型
1型よりも緩やかですが、頻尿や疲労感、皮膚の乾燥、目のかすみ、手足の感覚低下などが症状として現れます。また、空腹感やのどの渇きの悪化も症状に挙げられ、まれではありますがケトアシドーシスになることもあり注意が必要です。

糖尿病の合併症

血糖値の高い状態が続くと、以下のような合併症につながる恐れもあります。

• 大血管症

大きな血管の病気である動脈硬化がきっかけで起こる合併症です。動脈硬化は糖尿病と併発すると進行が早くなり、深刻化して脳卒中や心筋梗塞なども発症しやすくなります。

• 細小血管症

細い血管に起こる合併症です。「糖尿病網膜症」「糖尿病腎症」「糖尿病神経障害」の3つは糖尿病の三大合併症と呼ばれており、注意が必要です。

糖尿病の原因

糖尿病の原因は、タイプによって以下のように異なります。

• 1型

インスリンを分泌する細胞が、破壊されてしまうことにより発症します。

• 2型

遺伝的に糖尿病になりやすい人が、肥満や運動不足、ストレスなどをきっかけとして発病するのが一般的です。

• 妊娠糖尿病

胎盤を作るホルモンが、インスリンの働きを抑えることで発症します。糖尿病になったことがある人や、糖尿病になりやすい方も発症しやすいため要注意です。

たかはし内科クリニック自由が丘では、糖尿病に対する治療も可能です。「これならできる」と思える生活習慣指導と、臓器障害の進行抑制を意識した薬剤治療により病気の予防も行っています。