コラム
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リウマチ性多発筋痛症は首や肩、腰などに痛み・強張りを感じ、全身倦怠感といった症状を伴う疾患です。田園調布でリウマチ科をお探しの場合は、たかはし内科クリニック自由が丘へご予約ください。
リウマチ性多発筋痛症には一定の症状があるため、気になる点がある場合は専門の医師に相談することが大切です。ここでは、リウマチ性多発筋痛症について詳しく解説します。
首や肩、腰といった部位に痛みや強張り、力が入りにくいなどの異変を感じる炎症疾患です。50歳以上の中高年が発症することが多く、原因は解明されていません。症状が緩和しても、日本人は再発率が高いといわれています。
首や肩、腰、股関節などに痛みが走り、動かすのが困難になります。具体的には「腕が上がらない」「寝返りを打とうとすると痛みを感じる」「体が強張って起き上がることができない」といった症状が見られるのが特徴です。
朝、起きた時から正午にかけて症状が強く出る傾向があり、関節痛も同時に感じることもあります。関節痛は小関節ではなく大関節に起きることが多く、炎症による腫れはあまり見られないところが関節リウマチとの違いです。また、全身の症状としては「だるい」「食欲がない」「気分が落ち込む」「体重が落ちた」などが挙げられます。
他の病気と共通した症状が起きるため、検査・診断は難しいといわれています。「両方の肩に痛みがある」「炎症反応がある」「50歳以上である」といった条件や具体的な症状を確認した上で、検査所見に至ります。
リウマチ性多発筋痛症には特徴的な検査所見がないため「悪性腫瘍はないか」「感染症に罹っていないか」「他のリウマチ性の疾患ではないか」など、考えられる要因を1つずつ除外していくことによって確定診断が下されます。
治療には、ステロイドを用いるのが一般的です。少量のステロイドを使い、1~3日ほどで効果を感じられるようになります。ただし3日以内に症状が治まったとしても2~3週間は継続的にステロイドを使い、炎症が完全に落ち着くのを待つ必要があります。
一定期間が経過した後に症状の様子を見て、ステロイドの量を減らすのが一般的です。しかし、あまりにも早く量を減らすと再発する可能性が高まります。特に日本人は発症率が高いといわれているため、ステロイドの量は慎重に決めることが大切です。なお、ステロイドを使用したことによって副作用が起きた場合は、関節リウマチ用の薬を併せて使うことがあります。
ステロイドを処方されたら、手洗いやうがい、マスクの着用を行って感染症を防ぐための心がけが必要となります。また、ステロイドを使ってすぐによい効果が得られたとしても、自分の判断で使用を中止しないようにしてください。継続的に治療を行わないことで再発する可能性があるため、医師の指示に従うことが大切です。
また、食事の際に食べ物を噛んでいると顎が痛くなる、こめかみ辺りに痛みを感じる、発熱状態が続くといった場合は、巨細胞性動脈炎を併せて発症している疑いがありますので、早めに医師に相談してください。
リウマチ性多発筋痛症は、首や肩、腰などに痛みが走ったり、強張ったりするのが特徴です。具体的な症状としては「腕が上がらない」「寝返りを打てない」などが挙げられます。また、全身にだるさを感じたり、やる気が出なかったり、食欲が落ちたりといった症状もあるので、当てはまるものがあったら要注意です。
他の病気にも見られる症状が多いので、診断は慎重に行う必要があります。検査の結果としてリウマチ性多発筋痛症であると診断された場合は、ステロイドによる治療が始まります。短期間で効果が見られることもありますが、自分の判断で治療をやめると症状が再発する可能性が高まるため、医師の指示に従い、一定期間の治療を続けることが大切です。
たかはし内科クリニック自由が丘は、リウマチの治療のご予約も受け付けております。お電話またはWebフォームからご予約いただけます。
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