コラム
COLUMN
コラム
COLUMN
自由が丘駅ではリウマチ科を受診することができます。リウマチは完治することがありません。しかし、完治することがないのなら、どのような治療目標があるのでしょうか。治療を行うこと自体は大切です。その治療がどこに向かっているかを理解して、より精力的に治療に取り組めるような心構えをしておきましょう。この記事では、リウマチの治療目標について紹介しております。また、リウマチ患者の日常生活における注意点についても解説しているので、ぜひご確認ください。
リウマチの治療目標に寛解というものがあります。寛解とはリウマチ自体は完治していないものの、症状が現れていない状態のことです。
リウマチが発症する原因はいまだに明らかになっていません。そのため、リウマチを完治させることは現段階ではできないのです。しかし、リウマチによる症状をなくすことは可能です。
寛解には炎症がほぼ消失した状態の臨床的寛解、レントゲン検査場で関節破壊の進行が抑えられている構造的寛解、そして身体機能の低下がない状態である機能的寛解があります。この3つが揃ったときに、初めてリウマチが寛解したと言えるのです。
関節リウマチの治療では、目標達成に向けた治療という考え方が基本となります。明確な目標を定めて、それに向かって患者様とリウマチに特化した専門医が協力しあい治療を進めていくことが大切なのです。症状を抑えることが治療の目的ではありますが、ゴールはそこではありません。患者様のQOLを改善することが治療のゴールです。
そのゴールに向かってまず達成するべきなのが臨床的寛解です。これを達成すれば痛みや腫れがなくなるので、日常生活が大幅に楽になります。その後で関節破壊の進行を抑えるために治療を進め、身体機能の低下を防いでいきます。
薬物療法やリハビリテーション、場合によっては手術療法などの治療法を組み合わせなくてはいけません。患者様にとってもつらい時期はあるかもしれませんが、確実にリウマチの症状は抑えられていきます。リウマチ専門医と協力をしながら、健康的な日常生活を取り戻すために取り組んでいきましょう。
まずはリウマチ体操を積極的に行ってください。そうすることで関節の機能が保たれて、筋力を維持することが可能になります。また、体調を崩さないように注意することも大切です。十分な睡眠や保温を行うのはもちろん、栄養バランスが整った食事を心がけましょう。カルシウムやビタミンDを積極的に摂ったり、お酒を飲み過ぎないようにしたりすることも大切です。
そして何か変化や異常があった場合は、すぐに主治医に相談してください。できればお薬のリストを常に携帯しておきましょう。こうすれば、薬の服用で副作用が出た場合でもすぐに対処することが可能になります。
最後に大切なのが心構えです。リウマチは経過が長くなることもあります。すぐに治療が終われば理想的なのですが、そうはいかないのがリウマチの厄介なポイントです。そのため、ゆったりとした気持ちで根気よく治療を進めていくことが大切です。すぐに結果を求めたくなる気持ちはわかりますが、焦らずに治療を続けていきましょう。すぐに結果が出ないからといって、治療自体をやめてはいけません。やめてしまうとリウマチは徐々に進行していきます。現在行っている治療によって、間違いなくリウマチの症状を抑制できているという自覚を持ってください。
近年では治療法が進歩しているので、リウマチの治療後も合併症を起こす割合が下がっています。リウマチとうまく付き合いながら仕事をしたり、家事をしたりしている方はたくさんいます。主治医と相談をしつつ、諦めずに前向きに治療を続けていきましょう。その姿勢がリウマチ治療には何より大切なのです。
リウマチは原因が不明であり、進行が進んでしまうと日常生活すら困難になってしまうことから怖い病気となっています。しかし、治療法は確実に進歩しています。リウマチになっても元通りの日常生活を送れている方はたくさんいらっしゃるため、主治医と相談をしながら焦らずゆっくり治療を進めていきましょう。一歩ずつ治療をしていくことが、リウマチ治療においては大切です。
自由が丘駅近くにあるたかはし内科クリニック自由が丘では、リウマチ治療を行っております。患者様一人ひとりのライフスタイルに合った治療法をご提案させていただきますので、気になる症状があればお気軽にご相談ください。
待合室のイスは対面しないように配置しています。
スタッフは全員が必ずマスクを着用して応対しています。同時に、患者様にも院内でのマスク着用をお願いしております。また、常時換気するとともに空調管理にて空気が滞らない工夫をしています。
入り口に手指消毒用アルコールを設置し、入室の際にご使用をお願いしています。スタッフは定期的な手洗いと一処置ごとの手指アルコール消毒を行っています。
Articles